入札 用語解説
入札・公共調達の専門用語を行政書士が分かりやすく解説します
あ行
一般競争入札(いっぱんきょうそうにゅうさつ)
発注者が公告により入札参加者を広く募集し、競争により契約相手方を決定する方式。最も公正性・透明性が高い入札方式とされています。
入札参加資格(にゅうさつさんかしかく)
入札に参加するために必要な資格。全省庁統一資格、地方自治体の入札参加資格などがあります。事前に登録が必要です。
落札者(らくさつしゃ)
入札において契約相手方として選定された事業者。最低価格入札者または総合評価で最高得点を獲得した事業者が落札者となります。
か行
公告(こうこく)
発注者が入札の実施を広く知らせるために行う告知。入札説明書の交付開始日、入札日時、場所などが記載されます。
競争入札(きょうそうにゅうさつ)
複数の事業者が競争して契約相手方を決定する入札方式。一般競争入札と指名競争入札があります。
契約保証金(けいやくほしょうきん)
契約の履行を保証するために契約者が納付する保証金。契約金額の10%程度が一般的です。
さ行
指名競争入札(しめいきょうそうにゅうさつ)
発注者が入札参加者を指名して行う競争入札。参加者が限定されるため、一般競争入札より競争性は低くなります。
総合評価方式(そうごうひょうかほうしき)
価格だけでなく、技術力、実績、企業の信頼性などを総合的に評価して落札者を決定する方式。
仕様書(しようしょ)
発注者が求める業務内容、成果物、技術的要件などを詳細に記載した文書。入札参加者はこれに基づいて提案を作成します。
た行
談合(だんごう)
入札参加者が事前に協議して落札者や入札価格を決める違法行為。独占禁止法により厳しく処罰されます。
電子入札(でんしにゅうさつ)
インターネットを利用して行う入札。書類の提出から開札まで全てオンラインで実施されます。
低入札価格調査(ていにゅうさつかかくちょうさ)
予定価格を大幅に下回る入札があった場合に、その価格で適切な履行が可能かを調査する制度。
な行
入札説明書(にゅうさつせつめいしょ)
入札の詳細な条件、手続き、評価方法などを記載した文書。入札参加者は必ず内容を確認する必要があります。
入札保証金(にゅうさつほしょうきん)
入札参加の意思を担保するために納付する保証金。落札できなかった場合は返還されます。
は行
プロポーザル方式(プロポーザルほうしき)
技術提案を重視して契約相手方を選定する方式。価格よりも提案内容の質が重要視されます。
予定価格(よていかかく)
発注者が事前に設定する契約金額の上限。この金額を超える入札は無効となります。
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